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ラガルド・リストの行方
今年も後数日で終わりというところに来て、ラガルド・リスト・スキャンダルが急展開を迎えています。

ラガルド・リストというのは、スイスはジュネーヴのHSBC銀行支店に口座を持っていた約2000人のギリシャ人のリスト。もう、数年前のことですが、ここで働いていたファルシアニという人が貯金者のリストを持ち出しました。これは窃盗にあたりますが、2009年フランス政府はファルシアニが脱税調査に協力する代償として保護を与えます(しかし、間抜けなことにファルシアニはスペインにバケーションに出かけた際に逮捕され、現在は獄中です)。

約二年前(2010年10月)、当時フランス財務省だったクリスティーン・ラガルド(現IMF専務理事)はギリシャ政府に対し、脱税摘発に役立てて下さいということでギリシャ人預金者部分を供与。このためギリシャではラガルド・リストと呼ばれています。当時ギリシャの財務大臣はヨルゴス・パパコンスタンティヌー氏でした。

しかし、PASOK政権下、パパコンスタンティヌー氏も、続いて財務大臣になったエヴァンゲロス・ヴェニゼロスもとりたてて何もしないままこのリストを仕舞い込み、どこにあるのかすら分からなくなって、新民主党政権になってから大きな騒ぎになりました。

結局、ヴェニゼロス氏が保管していたことが分かり(本来は後任のサヒニディスに渡していなければならなかったはずです)、リストは現職であるストゥルナラス氏、財務検察、議会の手に渡ったのですが、二年間行方不明になっていたものでは途中に改変がなかったとは言い切れないということになり、フランスに頼んで、もう一部コピーを作ってもらうことになりました。みっともないです。

それが届いたのが先週。そして昨日になり、議会に提出されたリストには、パパコンスタンティヌー元財務相の親戚三人の名前が抜けていると発表されたのです。

これを受けて、ヴェニゼロスPASOK党首はパパコンスタンティヌー氏を即座に党から除名しました(Kathimerini英語版の記事)。トカゲのシッポ切りのようです。

現在オランダでバケーション中のパパコンスタンティヌー氏は、リストに手を加えた覚えはないと主張しています。

ギリシャは昨日からこのニュースで大騒ぎ。これからPASOK政権時代の観光省の公金流用スキャンダルも拡大しそうな雰囲気です。

パパコンスタンティヌー氏は前回の選挙で落選しており、既に議員ですらないので、例え逮捕されようが刑務所に入れられようが(そんなことはないと思いますが・・・)、大勢に影響はなく、リスト自体も古いもの(2006年から2007年の口座)であるため脱税も時効が成立しているようですが、ギリシャ支配階級の暗部に光が当たる事件なので注目したいと思います。

<参考>
WikipediaのLagarde List
Business Insiderの記事
Kathimerini英語版の記事論説





テーマ:ギリシャ - ジャンル:海外情報

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[ 2012/12/29(土) 11:59 ]

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