『ギリシャへの小窓』
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イタリア、イギリスを経て、今はアテネ近郊の港町ピレウスに住んでいます。

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プロフィールの写真は、ギリシャ・コーヒーです。

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クレタ・ダイジェスト
先週末、旦那の親戚の結婚式に出席するためクレタに行ってきました。

忘れないうちにその旅のダイジェスト版を。

行きの船はANEKのOlympic Champion。夜の9:30に出発して朝の6時にイラクリオ着。宿はbooking.comでKronosにとりました。

http://www.kronoshotel.gr/


冬なのでダブル一泊45ユーロ(朝食別)。港にも町の中心にも近く、設備もこの値段にしてはよかったので大変満足。

チェックイン・タイムは2時ですが、朝着いたら部屋がもう空いていたので一休みしてから町へ。

モロシーニの噴水。


モロシーニの噴水


ベネツィアがクレタを支配していた時代のものです。冬だからなのか、水も止めてありました。

近くで朝食をとった後は町を散策。まず市場の方角へ。

新鮮な野菜の並ぶ八百屋さん。アテネでは見慣れない野菜も二、三種類おいてありました。


クレタの野菜


あと気がついたのは、クレタの肉屋さんには結構立派なビーフ(仔牛ではなくて)が置いてあること。ただ、ステーキ用ではなく、煮込み様の骨がついたやつでしたが。パン屋さんには、ピタキャと呼ばれる小さなパイ、さまざまな種類の乾パン(クレタの名物)など、珍しいものが置いてあって魅力的なこと。お菓子屋さんには必ずカルツーニャ(丸い形のチーズケーキ)があること。お店の人たちは総じて親切です。

そして結婚のお祝いにローラ・アシュレーでランプを買いました。

イラクリオでは、冬の間でも開いているレストランはいくらでも見つかります。私たちは市場の中にある『ペニンダ・ペニンダ』というメゼドポリオで食事。下はスミルナ風ケバブ。私はこいいうハンバーグのような料理は好きではないのですが、この店のはとても美味しかったです。その左上に写っているのはスタムナガシ。茹でたのが出てくるかと思ったら、生で出てきました。生でも食べるんですね。びっくりです。


スミルナ風ケバブ


こちらはイラクリオの古い港。後ろのようにやはりヴェネツィア時代の要塞も見えます。要塞の中には入れませんでした。


Venetian Port


その後は、結婚式に備えてホテルで前寝。ギリシャでは結婚式のパーティーが夜中の3時、4時まで続くのが普通なので準備が必要です。

3日間70ユーロで車を借りて(ぼろぼろのHyndai Atosでした)、6時30分に結婚式が行われる教会へ。

結婚式場に着いてみると、誰もお祝いのプレゼントを持っている人がいません。変だと思って親戚に聞いてみたところ、クレタではお金を持って行くのが普通で、プレゼントは渡さないのだとのこと。クレタで結婚式に出席する方は気をつけましょう。なお、教会で式が終わり、新郎新婦に挨拶した後に、銀のトレーを持った人と袋を持った人がいて、参列者がお金の入った封筒を銀のトレーに置くと、トレーを持っている人が封筒を袋の中に落とすという仕組みです。

もう一つ興味深かったのは、新郎新婦の親戚の男の人たちが白いレースの肩掛けを身につけていたこと。これは目印として分かりやすいので便利です。

結婚式の後は、アルハネスという所にある披露宴開場へ。親戚の人に「アルハネスというのはクレタの伝統的な村だよ」と聞かされていたので、伝統的なタベルナでやるのかと思ったら、ぜんぜん予想がはずれ、ものすごく巨大なコンサートホール(ブズキャ)でした。最大収容人数2500人!(という噂)ですが、別に満員だったわけではなく、たぶん300人ぐらいだったと思います。

音楽は、クレタ音楽とギリシャのポピューラー・ミュージック「ライカ」の二部構成になっていて、踊りたい人はステージに上って踊ります。クレタの人は伝統舞踊をマスターしている人が多いなあと感じました。

私たちは夜3:30頃に帰りましたが、その時間でもまだ数十人の人が残って踊っていました。

そして次の日・・・・

昼近くまで寝た後、ホテルをチェックアウトし朝食。その後、イラクリオ考古学博物館へ。新しい考古学博物館は相変わらず閉まっていて、一番重要な展示品だけが見られるようになっています。ただ、入場料は旧博物館だった頃と同じ
5ユーロだそうで、詐欺にあっている気分です(冬の日曜だったので、今回は無料でしたが)。

下はミノア文明時代の女神像(もしくは女性神官像)。前1600年頃のものだそうです。ミノア時代のものは私にとっては見慣れないもので興味深かったです。また、ミケーネ文明に特徴的なものもいくつか展示されており、ミノアとミケーネのつながりが実感できるのもいいところですね。


P1030542.jpg


その後は、イラクリオを後にしてレティムノへ。宿は市内にあるPepi Studios。

http://www.pepistudios.gr/

町の中心部にあり、部屋は広く、バルコニー、キッチンまでついていてダブル一泊35ユーロ程度(朝食なし)。夏には絶対こんな値段では泊まれないんだろうなと思います。

レティムノはイラクリオと違って観光都市なので、冬の間には閉めてしまう店が多いです。私たちはレストランを探すのに苦労しました(食べられさえすればいいという感じならば、それほど苦労しなくても見つかります)。

結局、町の中心部にレストランがかたまって立っている場所があることを発見し、そのうちの一軒に入りました。


IMG_9167.jpg


特にそれが目当てだったというわけではないのですが、音楽演奏のある店で、お客さんはほとんど大学生かそれに毛が生えた程度の若者たち。結構賑わっていました。





さて、次の日の朝。

宿は朝食がないので外に出ます。前の日にも入ったカフェでカップチーノを注文したところ、前日は1.50ユーロだったのに、この日は2ユーロでした。観光客だからぼられたのか、単に間違ったのかは、メニューがなかったので不明です。

レティムノのVenetian Port。でも、灯台にはイスラム様式の装飾が施されていて、オットマン時代の方を想起させます。

Rethymnon Venetian Port


せっかく車があるので、郊外にあるアルカディウー修道院へ。ファサードがイタリアとかスペインの教会を思わせます。


P1030880.jpg


この修道院、入場料はないのですが、見るところは結構あってお徳です。
ギリシャが独立を達成したのは1829年のことですが、そのときクレタはまだ含まれていませんでした。1866年、クレタ島がオスマン・トルコに対して反乱を起こしたとき、この要塞のような修道院は戦いの舞台となりました。中には女や子供を含む1000人近くのクレタ人が立てこもり抵抗したのですが、いよいよ守りきれないと判断すると、修道院長ガブリエルは修道院に格納されていた火薬に火をつけることを命令し、死を選択しました。
ですからこの修道院はクレタとギリシャの独立のシンボルとして有名です。

この修道院の前には大きなお土産やさん兼カフェがありました。こんな季節にはお客さんが来ないからと修道院の前でだべっていた女主人につかまり、お土産を購入。レシートをもらおうと思ったら、「冬の間はレジを開けてないから無理」と謎の理由で断られました。このところギリシャでは脱税の取締りがかなり厳しくなってきてはいますが、島々ではまだまだだと思います。

その後は、エレフテルナの遺跡に。途中で立ち寄ったカフェの女主人に「今は閉まっている」と言われたのですが、別に囲いがあるわけでも、入場料があるわけでもなく、問題なく見られました。エレフテルナの遺跡は広域に分散しているので、入場料が必要な場所もあるのかもしれません。


P1030983.jpg


この写真に写っているのは「塔」ですが、いくつもの時代にまたがっている上にかなり崩れているので、何が何やらよく分かりません。が、こういう古い建築物を見ると感動するのです。

で、今まで書きませんでしたが、クレタの田舎で冬の間のウイークデーに食事をしようとするとかなり苦労します。私たちが見つけたのは一軒だけで、しかも、豚のステーキ、ハンバーグみたいな普通のメニューしかなかったので、結局昼ごはんを食べることができませんでした。

というわけで、レティムノンでとりあえず夜までスブラキでお腹を持たせようとスブラキ屋さんに入ったところ、旦那がこれに引っかかりました。


IMG_9169.jpg


レジの向こうで回っているものは豚のバラと香辛料をまぶした鶏肉(コトプロ・ダマスクーという名前でした)。お店の人にこれを進められると、旦那は両方とも食べたいと主張し、結局、それぞれ一皿にサラダ、ザジキ、パンで昼食兼夕食。20ユーロ程度と大変お安く、味もそれなりに美味しかったのですが、特にクレタ料理ではなかったので残念です。


IMG_9174.jpg


次の日の午前中はレティムノン観光。まずは考古学博物館(入場料3ユーロ)へ。小さな博物館で、特に見所といえる見所もないので、ラルナケスと呼ばれるミノア時代のテラコッタの棺に興味がある人以外は、パスしても失うものは少ないと思います。


P1040024.jpg


城砦にも入りました。こちらは入場料4ユーロ。ここの人はチケットを切りたがりませんでした。最終的には切ってくれたのですが、チケットの値段が書いてある部分を丁寧にちぎりとっていたので、やはり脱税か何かの意図があるんでしょうね。


レティムノの城砦


城砦からはレティムノの町が見渡せてきれいです。まあ、4ユーロの価値を見出すかどうかは、その人の歴史的な興味がどれくらいあるかによるのではないでしょうか。


クレタの猫


その後私たちは旧道を通っていろいろなところに立ち寄りながらイラクリオに帰るはずだったのですが、途中で旦那が道を間違えて、けっこうすぐにイラクリオに帰ってきてしまいました。途中でメリドニの洞窟というのにも寄ったのですが、冬の間は閉まっているそうで、それもfailed。

また、途中で食事ができる場所を見つけることができなかったので、結局イラクリオに戻って先日と同じ店へ。今度はカタツムリを食べてみました。カタツムリはギリシャの全土で食べられているようですが、クレタの郷土料理としても知られています。海の巻貝とにているのですが、海の香りはなく、ぬるぬるした食感があります。私ははじめて食べたのですが、からのサイズの割りに食べられる部分は多いなと感じました。

そして食事の後にはデザートサービス(クレタのレストランでは、食事の後にデザートがサービスされるのが普通なんだそうです)。ルクマデス、蜂蜜、アイスクリームです。ルクマデスは蜜をかけてあるというより、蜜に漬けてあるという感じで、ものすごく甘いのですが、美味しくて全部食べてしまいました。このほかに、チクディアというお酒もおまけについてきます。


ルクマデス


その後は、再び散歩とドライブで時間をつぶし、6時半に車を返却。冬は日が短いので、日が暮れてからの時間をつぶすのが大変です。船は10時半にならないと出ないので、再びカフェで時間つぶし。聖ティトス教会のよこにあるパゴピイオンという店に入りました。

http://icefactory.tripod.com/index.html

レストラン兼カフェです。もうお腹がいっぱいで何も食べられなかったのが残念ですが、美味しそうなデザートもありました。

そして誰がデザインしたのか、とても個性的なトイレがあります。旦那が先に行ったあと、「カメラを持って行ってこい」というので、写真も撮ってみました。


IMG_9220.jpg


荷物もあるし、やることも他にないので、9時には船に乗り込みました。帰りもオリンピック・チャンピオンのはずだったのですが、港に泊まっていたのはスーパーファーストでした。今年から、ANEKとSuperfastは共同運航になっています。


IMG_9224.jpg


これもOlympic Champion同様立派な船で、私にはフェリーというよりクルーズ船のように見えます。これと比較すると、去年エーゲ海3日クルーズで乗ったルイス・クルーズ社のAquamarine号は「何だったの?」と思います(ちなみにLouis CruiseはすでにAquamarineを売却し、今はもっと立派な船を使っています)。キャビンも、キャビンのトイレ・シャワーもちゃんとしています。私たちは往復で確か110ユーロ程度払いました(一番安いシェア・キャビン)。ミノアン社の船(フェストス・パレス、クノッソス・パレス)はもっと立派なのだそうです。いったいどんな感じなのでしょう。ちなみに、詳しい人の話では、イラクリオに行く船は立派だけれど、ハニャ行きの船はボロボロのもあるので気をつけたほうがいいのだとのこと。

というわけで、それなりに楽しかったのですが、やっぱり真冬は日が短いので観光旅行には不向きです。あと、閉めているレストランが多いのも痛いですね。


『ギリシャへの扉』
イラクリオ
レティムノ

テーマ:ギリシャ - ジャンル:海外情報

| トラックバック:0 | コメント:6
[ 2011/12/11(日) 15:30 ]

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コメント
クレタ紀行とても興味深く読みました。
結婚式は、うちら田舎も同様で、プレゼントよりは現金、披露宴は早朝迄皆踊りまくっています。
ところで、あたしも、生きているうちに一回はクレタ行きたいです。
近頃お友達に借りて読んだ「王家の紋章」とかに影響されてますんで(瀑)
ミノア文明、見てみたいですね。
うちらが結婚する前は、国内の博物館、ギリシャ人は皆無料だったんですが、世知が無い世の中になりましたね。ま、今のギリシャの状況ではやむを得ないでしょうか。
URL | まりあ #ugi08aYY | 2011/12/12(月) 21:15 [ 編集 ]

Re: タイトルなし
まりあさん、こんにちは!
ドイツからだったら、夏の間、クレタに直行のチャーターが沢山出ていませんか?イギリスからだったら、アテネに行くよりも、リゾート地にチャーターで飛ぶ方が安い便があったのを覚えています。
博物館や遺跡は、あけておくだけでお金がかかるので、入場者がお金を払うのは仕方がないと思います。むかしは、ドラクマが安い通貨で、ギリシャ人が貧しかったので、外国人観光客にお金はを払わせ、自分たちはタダという方法をとることができたのでしょうが、ユーロに入った今はそういう手段は通用しないです。だからドラクマに戻るかというと、ギリシャ人は戻りたくないみたいですけどね。まあ、結局戻らされるかもしれないけど(笑)
URL | mesogeia #- | 2011/12/15(木) 07:27 [ 編集 ]

ご無沙汰しておりました。
年明けにクレタに行く予定にしていたので参考になりました。冬なので、開いてるタヴェルナを探すのに困りそうにないイラクリオ、レシムノ、ハニアなどの町を中心にまわろうと計画しています。でもレシムノでも閉まってる店が多いんですね。ちなみに町の中心のレストランがかたまっていた通りの名前、分かるでしょうか。
それにしても、今日電気の請求書を見てびっくりしました。不動産税が加算されるとは聞いていましたが結構高くて声を失いましたよ。テナントも払わないといけないんですね。

URL | Ren #- | 2011/12/16(金) 00:20 [ 編集 ]

Re: タイトルなし
Renさん、お久しぶりです。こちらこそご無沙汰しております。最近はLaikiでもお会いしなくなりましたね。

クレタにいらっしゃるんですね。ハニャは分かりませんが、レティムノはかなり観光地の趣が強いところでした。
レストランがいくつか立っているのはEmm. Vernadouという通りだったと思います。この道に交差する小道にもいくつかレストランが立っています。とにかく閉まっている店が多いので、宿の人にお勧めを聞いた方がいいかもしれません。

もう解決しているとは思いますが、特別不動産税は、賃貸人が立て替えるだけで、その分は家賃から差し引くことになります。Renさんが住んでいる建物は新しいから、その分高いのでしょうね。

では、クレタ旅行楽しんできてください。
URL | mesogeia #- | 2011/12/28(水) 20:58 [ 編集 ]

最近ライキは火曜日の朝に行くようにしていました。土曜だと週末の一部がつぶれてしまうので。

不動産税の件は同僚から同じようにアドバイスされました。電気を止められたらさすがに困るのですぐに払いました。効率のいい税収方法ですね。

クレタには天候が良いときをねらって行こうと思ってるのですが、なかなか悪天候が続くようで、本当に行けるのか心配なってきました。というのも、今月下旬でギリシャを去り日本に帰国することになったので時間はあまりないんですね。最後にどうしても行っておきたいのですが、、、
URL | Ren #- | 2012/01/04(水) 00:04 [ 編集 ]

Re: タイトルなし
Renさん
なるほど。ライキでお会いしなくなったのにはわけがあったのですね。

確かに最近、天気がいま一つですね。ただ、山間部でもないかぎり、そんなに雨や雪が降り続くわけではないので、腹をくくって決めてしまった方がいいかもしれません。日本から行くとなると大変ですからねぇ。
URL | mesogeia #- | 2012/01/08(日) 11:53 [ 編集 ]

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