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イタリア、イギリスを経て、今はアテネ近郊の港町ピレウスに住んでいます。

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プロフィールの写真は、ギリシャ・コーヒーです。

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デフレ、賃下げ、IMF
ここ数日、ギリシャがIMFとEUから緊急の資金を借り入れるのかどうか騒がしくなっています。借り入れ直前のところまで行ったらしいのですが、IMFから突きつけられた条件が厳しすぎて、EUとギリシャが難色を示している模様。先行きが不透明です。

IMFが出していると言われる条件の中に、民間セクターの賃下げというのがあり、うちもけっこうハラハラしています。

どうやって民間企業の賃金を下げさせるのか、いったいどれぐらいの賃下げかなど、詳細は不明ですが(IMFが出している条件自体、表ざたになっているわけではないので)、経済の専門家に言わせると、その目的は競争力の強化にあるのだそうです。

つまり、「賃金が下がる」→「ギリシャの産品の競争力が上がる+安価な労働力を求めて投資が増える」→「景気が良くなる+雇用が創出される」という図式です。

でも、ギリシャはEUの中でもすでに賃金の低い国です。年棒にして1万ユーロ(手取り)で働いている人などゴロゴロいますし、大卒の人でもそんな仕事に甘んじなければならない人が少なくありません。労働条件だって、決して良くはありません。会社によるみたいですけど、サービス残業なんて当たり前ですし、解雇もそんなに難しくないようです。

それでもギリシャで工業が育たず、ギリシャの産品に市場競争力がないのはなぜなんでしょうか?政府はその辺をもっと考えてもらいたいものです。


ところで、ギリシャにもじわじわとデフレの波が忍び寄っています。

ピレウス駅の近くで見つけたストリップ・クラブ「ククレス」。


ショーパブ


貼紙がはってありました。


値下げ


「今日から毎日、ドリンク6ユーロ」

私でも「行ってみてもいいかな」と思うような価格です。

まあ、それは冗談ですが、アテネの街中でもコーヒーの値段を下げるカフェテリアが増えてきました。特にテイク・アウトのコーヒーを、1ユーロ~1.5ユーロで売る店が。

これを報道するテレビ・ニュースでは「これは正しい商売で、コーヒーを4~5ユーロで売っている店は泥棒だ!」みたいなコメントをしていましたが、デフレを経験している日本人なら誰でも知っているように、これは間違った理屈です。

別に安いコーヒーを売って悪いというわけではないですが、すべての商人が利潤を下げる競争を始め、すべての消費者が値段の安いものばかりに走り始めると、市場で動くお金の量が減り、経済規模が縮小します。利幅の圧縮は、コストカット、雇用のカットにつながり、これもまた経済悪化の一因になります。

商品に付加価値をつけて利幅を増やし、それを雇用や再投資という形で還元するのは商人の正しい道であって、別に泥棒でも何でもありません。

というわけで、「XXの値段が下がった!」などいうニュースを聞いても、ぜんぜん喜べないこの頃です。

テーマ:ギリシャ - ジャンル:海外情報

ギリシャの暮らし | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2010/04/18(日) 12:31 ]

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