『ギリシャへの小窓』
ギリシャ情報サイト『ギリシャへの扉』のweblogです
>> ホーム
>> RSS1.0
プロフィール

mesogeia

Author:mesogeia
Twitter: @tab_greece

イタリア、イギリスを経て、今はアテネ近郊の港町ピレウスに住んでいます。

このブログでは、ギリシャ暮らしの中での発見や、ウエッブサイト

『ギリシャへの扉』

の更新情報などをお伝えします。

プロフィールの写真は、ギリシャ・コーヒーです。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

リンク

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告
[ --/--/--(--) --:-- ]

キクラデス博物館
先日、キクラデス博物館(美術館)に行ってきました~

シンタグマ広場からソフィア皇后通りをエヴァンゲリスモス病院方向に進むと見えてくるこの白亜の建物がそうです。


cyclade2.jpg


ここで4月11日まで開催されている「エロス」という展覧会がいいと聞いたので、ちょっと行ってみる気になったのです。


cyclades1.jpg


古代ギリシャ人のエロス(性愛)に関する考え方や態度、美術におけるその表現、ギリシャ神話での扱いなどにまつわる古代の美術・工芸品がテーマごとに沢山集められています。

古代史が専攻だった私には馴染みのある話題が多く、新たに目を開かれるということはなかったので、そういう意味では他の人よりも感激が薄かったようですが、とても分かりやすく、誰にでも楽しめる展覧会だと思います(解説文の英語が読めれば、なお良し)。これは古代関係の展覧会では珍しいことです。





個人的にはエロス展よりも、常設展示のほうが印象に残りました。

キクラデス博物館(美術館)という名前から分かるように、ここにはキクラデス時代の彫刻が集められているのです。

キクラデス彫刻って?という方のために一枚写真を貼っておくと、こんな感じです。


cyclades3.jpg


たぶん、どこかで見たことがあるのではないでしょうか?

アテネの考古学博物館にもキクラデス室があるし、キクラデス諸島の島々を旅行した方も、どこかの考古学博物館で見たことがあるかもしれません。

私が子供の頃に東京で「キクラデス美術展」というのが開かれ、母と一緒に見に行ったのを覚えています。いまちょっとネットで検索したら、1980年に国立西洋美術館で開催されたようです(ということは、キクラデス博物館設立よりも前の話です)。ご覧になった方はいますか?


キクラデス美術品のほかにも、古代キプロスからの出土品を集めたフロアもありました。古代キプロスのものは、大英博物館でいくつか見たことがありますが、ギリシャには少ないのではないでしょうか。

開館日時など、博物館についての詳しい情報はこちらをご覧ください。
http://www.mesogeia.net/athens/places/kolonaki/cyclades.html

ところで、ここの美術館のコレクションは、ニコラスとドリス・グーランドリス夫妻が国に寄贈したものが元になっています。キフィシアの方にあるグーランドリス自然誌博物館も多分この人たちのものでしょうから、大変なお金持ちだったのでしょうね。

まあ、この博物館に限らず、アテネには個人の寄付によって建設できた博物館やモニュメントが沢山あります。国立考古学博物館だって、個人からの土地寄贈が可能だったわけですし、パナテナイコ競技場もアヴェロフという人の資金で建ちました。まあ、貧富の差が激しかったから、ギリシャという国が貧しかったからという理由もあるでしょうが、ギリシャ人の中にはこういう公共精神に満ちた人が何人もいたということも言えると思います。

残念ながら、今のギリシャにはこういう愛国心・公共心というのが薄いように感じられます。

今、ギリシャは財政危機で、パパンドレウ首相は、ギリシャは自分たちの力だけで立ち直らなければいけない、ギリシャは変わらなければいけない、と演説しています。私などは素直に感動するわけですが、残念なことに一般のギリシャ人の間からは、ギリシャ人はずっとこんな感じだから変われるわけがない、とか、こんなことになったのは腐敗した政治家が悪いんだから、彼らにツケを払わせるべきで、一般市民が払うのはおかしいとかいう声がよく聞こえてきます。

この国に長く住んでいる方はご存知だと思いますが、一般市民も腐敗した政治家からの恩恵をかなりうけてきましたので、人のせいだとばかりは言っていられないはずなのですが、そういう風には考えられないようです。挙句の果ては、ギリシャ人がこんな風なのは、トルコ人に支配されていた間に中東的になってしまったからだなどと言い出す人もいました。

日本人というのは、良くも悪しくもかなり急激に変化してきた国民なので、ギリシャ人が「ギリシャ人はずっと変わっていないし、これからも変わらない」などと言っても、私には全然信じられないわけですが、本当のところはどうなんでしょうね。

テーマ:ギリシャ - ジャンル:海外情報

アテネ | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2010/03/28(日) 08:16 ]

<<アテネ散策1 | ホーム | プラカの「プサラス」>>

コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://mesogeia.blog60.fc2.com/tb.php/284-748b1066
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

copyright © 2017 『ギリシャへの小窓』 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ. / NetMania


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。