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『ギリシャへの小窓』
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イタリア、イギリスを経て、今はアテネ近郊の港町ピレウスに住んでいます。

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ペイニルリ後日談
今日、ギリシャは受胎告知(エヴァンゲリスモス)とトルコからの解放記念日(正確には、トルコに対する独立戦争が始まったとされる日)でお休みです。多くのギリシャ人にとっては、軍隊のパレードを見て干し鱈のフライを食べる日です。

まあ、でも、その話は去年書いた気がするのでパスします(笑)





その後、ペイニルリの起源を調べて、なんでこう呼ばれるようになったのか大体判明しました。

同じ形をしたトルコの食べ物「ピデ」には、肉が入ったものと、チーズが入ったものがあり、このチーズが入ったものの事を「ペイニルリ・ピデ」(PEYNİRLİ PİDE)と呼びます。

この食べ物をギリシャに持ち込んだのは、トルコとの人口交換前後の1920年代にギリシャに移ってきたポントス地方のギリシャ人だったと考えられています。

トルコのペイニルリ・ピデがピザのように薄い生地を使うのに対し、ギリシャのペイニルリは使われる生地がパンに近いですが、これはポントス地方のピデの特徴だと言われています(が、トルコのポントスで食べられているピデを見るまでは、本当かどうか分かりません)。

恐らく最初はギリシャでも「ペイニルリ・ピデ」と呼ばれていたのでしょうが、そのうちピデの部分が忘れられて、ペイニルリとだけ呼ばれるようになりました。

アテネにはペイニルリのメッカと呼ばれる地があり、それはキフィシアよりも北にある「ドロシア」という場所です。ネットで調べたら、4軒ほどペイニルリを売りにしたレストランが出てきました。

いつかは行ってみたいものですが、車がない私たちにはちょっと遠いです。アテネの北郊にお住まいの方、機会があったらお試しください。

うちからそれほど遠くないところにも一軒見つけ、夫と「今日、食べに行こうか」と話していたところ、姑から電話があり、どうしても一緒に食事をしたいとのことで、断念せざるを得ません。また別の日に行って、レポートします。


テーマ:ギリシャ - ジャンル:海外情報

ギリシャの食 | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2010/03/25(木) 15:08 ]

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