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『ギリシャへの小窓』
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イタリア、イギリスを経て、今はアテネ近郊の港町ピレウスに住んでいます。

このブログでは、ギリシャ暮らしの中での発見や、ウエッブサイト

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プロフィールの写真は、ギリシャ・コーヒーです。

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グリファダでシーフード
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

最近、習い事などに忙しく、ブログはほったらかしになってしまいました。これからもマイペースで続けてゆきます。

それでは前書きはこれぐらいにして、唐突に、29日(日曜日)に行ったレストランの話をします。グリファダシーフードレストラン「ト・イコシペダラキ」です。以前に書いたかどうかは忘れてしまいましたが、一年ぐらい前にも一回行っています。

29日はとても天気が良くて暖かかったので、人がたくさん出ていました。「サルデレス」、「ピアッツァ・カラマキ」、「ムフタク」といったレストランの前を通ったら、まったく席がないか、外に列ができているかのような状況で、ちょっと困りました。「ト・イコシペダラキ」も忙しそうしたが、席が見つからないとかいう状況ではなかったので、入ってみることに。

すでに来たことがあるから知っていたのですが、この店、値段はちょっと高めです。そんなに混んでいなかったのもそのせいかもしれません。でも、私は割引カードを持っていたので、それほどビクビクせず食べることができました。

最近のギリシャ人はあまり魚を食べないので、シーフードレストランでも肉を出すところが増えていますが、この店には魚介類かベジタリアン食(肉・魚なし)しかありません。肉しか食べない人にはバツです。

まず、パンとボトル入りの水は注文しなくても、チャージされます(どうしても嫌なら、最初から言えば払わなくても済むとは思いますが・・・)。

この店のパンは、こんな手作りパンで、ホカホカの状態で出てきます。添えられているディップは、ヨーグルトにシトラス系の香りがついたもの。


eikosipentaraki381.jpg


大変おいしいのですが、料理と一緒に食べるというより、それだけを食べるタイプのパンです。油脂が入っていてボリュームがあるので、油断して食べると、注文した料理がお腹に入らなくなるので注意。

これ、ムール貝の蒸し煮にチリを加えたバージョン。マスタード、乾燥唐辛子、緑色の唐辛子(ギリシャの唐辛子で、あまり辛くない)が入っています。


eikosipentaraki382.jpg


ムール貝は生過ぎず、煮過ぎずの、丁度いい具合に火が通っていて美味。出汁はパンにつけて食べたいですが、こんな時には、上のように凝ったパンより、普通のパンのほうが欲しいです。

「今日の小魚」はアセリーナ。この店、全般的に値段が高いのですが、これだけは6ユーロと、かなりお得です。


アセリーナ


アセリーナ、美味しいのに当たるととても美味しいのですが、外れに当たることもあります。これはどちらかというと外れで、あまり味わいがありませんでした。まあ、こういうこともあります。

野菜として注文した、茹で野菜のシトラス・ドレッシング和え。


eikosipentaraki384.jpg


人参、セロリ、ジャガイモ、ポロ葱、フィノッキオなんかが入っています。量が少なめなところが残念。

「炭水化物がないと、食事した気がしない」という旦那のリクエストで注文した、エビとマッシュルーム入りユベツィ。「ユベツィ」と言っても、ユベツィ(テラコッタの調理用容器)で料理してあるという意味ではなく、クリサラキャ・パスタであるということが言いたかったようです。


eikosipentaraki385.jpg


エビの味が濃くて美味しかったですが、個人的にはバターの量を減らしてほしかったです。また、ギリシャのシーフード店ではたいていそうなのですが、エビのわたを処理していないのも、日本人である私には気になります。

以上に、白ワイン500ML(ハウス・ワインにしては美味)を注文して、お値段は40ユーロ(私は割引カードで20%OFF)。シーフードのお店としては、悪くないのではないでしょうか。

ガッツリ食べるというよりは、ワインを飲みつつシーフードを摘まむのに適したお店だと思います。

ΤΟ 25ΑΡΑΚΙ(ト・イコシペダラキ)
Artemidos 3, Glyfada, 16674
Tel. 210 8944112
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[ 2014/01/02(木) 09:46 ]

キフィシアのクレタ料理レストラン「クズロ」

Twitterではもう書きましたが、キフィシアクレタ料理レストランに行った話。なんでわざわざピレウスからキフィシアまで行ったかというと、Grouponみたいな割引クーポンを見つけたから。もともと行ってみたかった所だったので、買ってみました。

地下鉄一番線、キフィシア駅のすぐ近くにあるグリゴーリス(ファーストフードのお店)。キフィシアだとグリゴーリスも高級な店構えだわ、などと旦那と話していたら、目当ての店を見過ごしてしまいました。

「Kouzoulo」(クズロ)という店で、この建物の二階部分にあります。入口はこの建物、向かって右側。


Kouzoulo


お店はこんな感じで、あまり広くはありません。20テーブルもないのではないでしょうか。そして全て屋内席。外で食べるのが好きなギリシャ人にはマイナス・ポイントです。


Kouzoulo


メニューは前菜とメゼ、サラダ、ピタ、パスタ、メインで、それほど長くありません。魚はなく、肉のみ。

モダン・タベルナ程度のクラスなのですが、キフィシアだけに値段は高く、パン代だけで一人1.50ユーロとられます。


パン


白いパンと黒いパンのラスク、オリーブオイルと小さなオリーブがついてきました。

スタムナガシという青菜を茹でたものが食べたかったのですが、ないとのことで、グリーク(ホリアティキ)・サラダになりました。7ユーロ。


グリーク・サラダ


キュウリがサクサクでおいしかったことを除けば、普通のサラダです(写真では小さく見えますが、量は多めです)。

クレタ風のピタ(パイ)が四種類ぐらいあったので、その一つを頼んでみました。サリコピタキャ。


サリコピタキャ


生地にクシノミジスラというチーズを巻いて揚げたものに、蜂蜜をかけてあります。これは自分でも作れると思いますが、油っこくもなく美味でした。7ユーロ。


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[ 2013/09/15(日) 18:06 ]

最近食べたものダイジェスト
最近ブログをさぼり気味なので、写真がたまってしまいました。そこで、最近食べたレストランをまとめてメモっておきます。

まずはここ「ミニ・サイズ」。ずっと行きたいと思っていたのですが、やっと機会が巡ってきました。

ピレオス通りにあるAthens Heartの裏ぐらいの位置にあります。住宅街の中なのですが、車を駐車するのが簡単なのはプラス。

看板が小さいので店を確認するのに戸惑いましたが・・・(笑)


ミニ・サイズ


メニューは、前菜、サラダ、パスタ、メインコース(ほとんど肉)、デザート。頻繁に変わる様子はありません。ジャンルとしてはモダン・グリークとインターナショナルの間ぐらいかな。

これは私たちがとったメインの一皿、鶏肉、アスパラガスとミニトマトの炒め煮。付け合わせはしょうがの味のするマッシュドポテトとズッキーニとニンジンをジュリエンヌして炒めたもの。


ミニ・サイズ


この店の料理はこんな感じで、変わったミックスのものが多いのが特徴。ただ、正直ものすごく成功しているとは言えないような...

メインディッシュは一皿10ユーロ程度して、安いとは言えないのですが、アミューズ・ブシュやらデザートやらがオマケについてくるため、ハウス・ワイン込みで一人20ユーロ程度で済みます。下に写っているのはオマケのデザート。


ミニ・サイズ


パンナ・コッタとカラメル・チーズケーキ。特にチーズケーキは、この日食べたものの中で一番おいしかったです。

私たち、水曜日の夜8時から10時までこの店にいたのですが、その間お客さんは私たちだけで、ちょっと寂しかったのが残念。夜2時までやっているみたいなので、もっと遅い時間に人が来るタイプの店なのかもしれません。


MINI SIZE
Konstantinopoleos 26, Tavros, Athens
Tel. 210-3424704

          



ギリシャには「ペイニルリ」という食べ物があります。ボート型に成形したパン生地の真ん中にチーズを入れて焼いたパンのようなもので、トルコで「ピデ」と呼ばれているもののギリシャ版です。なぜピデがペイニルリと呼ばれるようになったのかは以前に考察したので(当たっているかどうかは知りませんが)、ここでは割愛します。

さて、このペイニルリ、トルコに住んでいたギリシャ人が多く移住してきた地域で食べるのが一番美味しいといわれていました。しかし、ファリロやドラペツォーナではペイニルリ文化は廃れてしまったらしく、今でもペイニルリが名物になっているのはアテネの北郊ドロシアだけです。

ドロシアは、今となってはキフィシアやエカリに並ぶ高級住宅地ですが、小アジアのギリシャ人がギリシャに大量移住してきた1922年、23年にはまだ農耕ができる場所だったようです。

インターネットで探した結果、ドロシアでペイニルリを売り物にしている店は3軒見つかり、その中で一番評判の良かった「テミス」という店に行ってみました。

お店は田舎のタベルナみたいで、いい感じです。お客さんのほとんどは家族連れで、常連っぽい人が多かったです。


テミス


そんなタベルナなのに、値段は高め。特に盛りがいいわけではないメリザノサラタ(焼きなすのディップ)が5ユーロ、ザジキは4ユーロします。


メリザノサラタ


ペイニルリは、中に入っているものにもよりますが、一つ9.50ユーロ程度。一人一つは食べるられるぐらいのサイズなので、高いです。


ペイニルリ


お味のほうも、私には生地が堅すぎて、あまり感心しませんでした。こういう生地が好きな人もいるんだと思いますが、個人的にはもう一度食べたいとは思いません。これだったら、アベロキピにある「イオニア」というペイニルリ屋さんのペイニルリのほうが美味しいのではないでしょうか。

THEMIS-ΘΕΜΗΣ
Ikostis Pemptis Martiou 25, Drosia, Athens
Tel. 2106229409


          


さて、パッパと行きましょう。

ハランドリのペルシャ料理店「アナヒタ」です。ハランドリの繁華街ではなく、住宅街にひっそりと立っています。



Anahita


お店には、エスニック料理店にありがちなキッチュさはほとんどなく、落ち着いています。ギリシャには珍しく完全禁煙で、タバコを吸いたい人は店の外に出なければなりません。でも、ウォーター・パイプは飾ってあったので、これはOKなのかも。


Anahita


ペルシャ料理は、日本人にはあまり馴染みがないことと思いますが、前菜はギリシャ料理(つまり中東料理)と似たような感じで、メインは焼肉か煮た肉、そしてお米をたくさん食べます。

こちらはケバブとライス。私は羊のシチューとライス、他の友達はライスと焼いた鶏肉を食べていました。


ペルシャ・ケバブ


美味しかったですが、イギリスに住んでいた頃に行ったペルシャ料理店はもっと美味しかったなあ、と思い出してしまってちょっと残念。一緒に行った友達は、ペルシャ料理店は初めてだったので、もっと喜んでいました。

この店、最近近くにParsという二番店を開けました。メニュー上の値段はParsの方が安いです。しかし、AnahitaはAthinoramaを初め、いろいろな割引をやっているので、そうしたものを使える人はAnahitaの方が安く上がる可能性もあります。

ANAHITA - ΑΝΑΧΙΤΑ
Chrysostmou Smyrnis 3, Halandri, Athens, 15232
Tel. 210 68 91 222


じゃ、次。


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[ 2013/04/23(火) 22:30 ]

プラカで(たぶん)一番美味しいレストラン
ブログ、サボってますけど私は元気です。皆さんはいかがでしょうか。

プラカとモナスティラキの境界にあるレストランMonoに行ってきました。これで三回目。観光客向けで不味いレストランの多いプラカにあって、ここはちゃんと味で勝負できる店。

ネットでレビューを読んでいると、サービス・スタッフの態度が悪いとか書いている人がいますが、私たちが行くときはいつも接客がいいです。

ベイビー・スピナッチとフォアグラ・チップスのサラダ(12ユーロ)。


フォアグラ


フォアグラ・チップスってなんだろうと思って注文してみたところ、フォアグラを冷凍した状態で鰹節のように削ったものでした。初めて食べるものです。フォアグラなので値段が高いですが、美味しいです。

サラダと一緒にとった前菜は、牛サーロインのスロー・ローストを薄切りにしたものとアスパラガスにベルガモットと金柑のソースをかけた料理(8ユーロ)。


Mono


添えてある野菜はクレソンの小さいやつで、バルサミコのドレッシングがかかっているのですが、このドレッシングにも柑橘系の香りが。

私のメイン・ディッシュは栗のリゾットとビーフ・タリアータ(10ユーロ)。


Mono


これ、一ヶ月ぐらい前の話で、栗がまだシーズンだったので取ってみました(まあ、このレストラン、頻繁にメニューが変わるわけではないので、必ずしも季節感はないですが)。予想通り栗の甘みとチーズのコクがマッチして美味。予想外だったのはタリアータで、まさかこんなに赤いのが出てくるとは。ギリシャ人はレアを食べられない人が多いですからね。牛のたたきみたいな感じです。生肉好きの私にはうれしいサプライズでした。

旦那のメインは豚肉のライム・ソースがけ(12ユーロ)。


Mono


ロースト・ポテトはカラメル化させた玉ねぎと合わせてあります。豚はフィレなのですが、ちゃんと技術のある人が調理するとパサパサになったりすることはないんですよね。ライムとのコンビネーションが面白かったです。

以上プラス赤ワイン一杯、ミネラル・ウォーター、パンで50ユーロぐらいです。私は割引カードを使って30%引いてもらいました。

水曜日の夜に行ったんですけど、9時ぐらいには半分ぐらいの席が埋まっていました。外国人のお客さんも多いのですが、観光客というより、アテネに住んでる外国人がお客さんと一緒に来るというパターンみたいです。あと、明らかに常連のギリシャ人も多いです。

ギリシャ料理ではないので、滞在日数が限られている観光客の方が敢えて行くべきとは思いませんが、アテネ在住で、東京のように美味しいものが食べたいと思っている方には是非お勧めします。

Mono
Benizelou Palaiologou 4C Plaka, Athens
Tel. +30 210 3226711
http://www.monorestaurant.gr/en/ (メニューと値段も見れます)


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[ 2013/04/06(土) 08:14 ]

ファリロの肉タベルナ
ストも落ち着いたところで、久しぶりにレストランの話題。

ある平日の夜、シグルーにあるMedia Marktで買い物(結局、買ったものは電池だけ)をした後、食事もしようということに。

最初は、近くにあるクレタ料理店に行こうと思ったのですが、行ってみたらつぶれていたので、結局隣の店に入ることに。

けっこう巨大なタベルナ「カリプソ」。変な黄色い光が怪しげだったのですが、急遽Foursquareで調べてみたところ、悪くなさそうだったのでトライ!


カリプソ


席は、ライトが明るい建物の中と、増築したと思われる薄暗い空間に分かれています(夏はさらに上の写真に写っている外の部分にもテーブルが並ぶのでしょう)。私は中の方が良かったのですが、ギリシャ人はなぜか外の方に引き寄せられるので、薄暗い増築部分に座りました。実際、ほとんどのお客さんはここにいました。


カリプソ


このレストラン、変わっているのは、最初にメニューを持ってこないところ。テーブルの上に注文票が置いてあり、お客さんはそれに印をつけるだけ。注文表の上には値段が書いていないので、初めて私たちはドキドキしながら注文しました。イタリアと違い、ギリシャのレストランで吹っかけられることは、観光地でない限り滅多にないですが、私は値段を知った上で注文したいです。

メインディッシュはほとんど焼いた肉で、煮込み料理はほとんどありません。スズカキャがあった程度です。そいういう意味では、タベルナというよりプシスタリアといったほうがいいぐらい。ちなみに、店の種類は「クツキ」となっていました。クツキというのは、音楽演奏のあるタベルナやメゼドポリオに使われる言葉です。週末だったら音楽もあるのかもしれませんが、私たちが行った日にはありませんでした。

値段が分からないので、無難なものをチョイスした結果がこれ。

まず、前菜としてザジキ。パンは焼かれて出てきました。


Tzatziki


ザジキは、作ってから時間がたつと、きゅうりが漬物ののようになってしまうのですが、これはそんなことはなく、フレッシュでした。ヨーグルトの水分やにんにくの具合も丁度良く、模範的なザジキです。

野菜としてはホルタ。


horta


これも柔らかさが程よく、風味もあって、とても美味しかったです。オリーブオイルが控えめにかけてあるほか、瓶でも出てくるので、自分で調整できるのもGood!


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[ 2013/02/10(日) 12:09 ]

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